NSAによる監視社会の完成~もはやプライバシーなど存在しない~

日本ではビックデータの活用などと騒がれていますが、アメリカではとんでもないことが暴露され市民のプライバシーはどうなっているのかと大問題となっています。

事の発端は、2013年の6月にアメリカの元CIA職員であるエドワード・スノーデンの暴露でした。
どういった内容かというと、アメリカ政府が全世界で61000件にも及ぶハッキングを繰り返し、反政府の組織、個人の情報を収集し続けて、必要であればMicrosoft、Yahoo!、Google、Facebook、PalTalk、AOL、Skype、YouTube、Appleといった個人情報を多く有する企業の特定個人の情報にアクセスできるというものでした。

順を追って説明すると、アメリカにはNSA(米国家安全保障局)という機関があり、何をしているかというとネット上の個人情報を集めて保存しています。その範囲はアメリカ国内だけに留まらず、日本も含む全世界とも言われています。

▼「英情報機関、NSAと協力して光ケーブル網の通信傍受」

NSAの個人情報収集活動を暴露したスノーデン氏が、今度は英情報機関のGCHQが光ケーブル網の通信を傍受していたことを暴露した。情報はNSAと共有し、NSAによるツール提供もあったと

日本の三沢基地にはエシュロンという通信傍受システム(軍は認めていない)があるとされていますよね。
以前からアメリカには通信を傍受するシステムがあり、世界を監視しているという都市伝説があったのですが、もちろんアメリカ政府はそういったことは一切認めていませんでした。

しかし、それがエドワード・スノーデン氏によって内部告発という形で極秘情報が公になったのです。
「やっぱりあったんだ!」というわけです。これには世界中がびっくりです。
まるでSFのような壮大なことを大まじめにやっていたわけですから。

それがどれほどバカげたすごいことかというと、NSAは毎日24時間、210万ギガバイトのデータを集めており、データセンターに保存しているというのです。210万ギガバイトというのは尋常ではありません。
こんなに集めてどうするの? と思うでしょうが、これまたびっくりするのがユタ州ブラフデールに20億ドルかけて超巨大なデータセンターを作り保存しているというのです。
ハリウッドの陰謀論的映画並に規模が違うのです!

NSA データセンター
NSA

ではエドワード・スノーデンとはどういった人物なのか?
2013年6月10日付けのGigazineの記事に、分かりやすく暴露の経緯がまとめられています。

▼米政府が国民の情報収集をしていた「PRISM」問題を暴露したCIA元職員が実名公開

Google・Apple・Yahoo!・Facebook・Microsoftなどインターネット関連企業のサーバにアメリカ政府の情報機関が直接アクセスして情報収集をする極秘のプロジェ

問題の人物はEdward Snowden(・スノーデン)氏、29歳。コンサルタント会社ブーズ・アレン・ハミルトンやデルの契約社員として、4年にわたって国家安全保障局(NSA)で働いていました。今回、極秘情報を公にすることを決めたときから、実名を名乗ることを決めていたそうです。

「自分がしていることは何も間違っていないので、自分が何者かを隠そうとは思いません」とスノーデン氏。それでもメディアに姿を出したくない理由については「注目は私に関する話ではなく、アメリカ政府が何をしているのかについてであって欲しいから」とのこと。

スノーデン氏はノースカロライナ州エリザベスシティ出身。優秀な学生というわけではなく、高校の卒業証書をもらうためにメリーランド州のコミュニティカレッジに通ってコンピューティングの勉強をしたものの、コースの課題がクリアできなかったそうです。2003年には軍隊に入隊するも、訓練中の事故で両足を骨折して除隊。メリーランド大学でNSAの極秘施設の警備員をすることになって、NSAと関わるようになりました。その後、CIAでITセキュリティの仕事に就き、2007年にはスイスのジュネーブに派遣されるに至りました。

インターネットやコンピュータ・プログラミングについての理解が早かったスノーデン氏は、この頃には多くの機密文書に触れられる立場にあり、CIAにいた3年間で彼が見たものの正義とは何なのか、考えさせることになります。たとえば、銀行家にわざと飲ませて車で帰るように仕向け、飲酒運転で捕まったところを秘密捜査官が助ける、というような仕事があったそうです。「私がジュネーブで見たものの多くは、アメリカの政府機能と、それが世界に与えている影響について、幻滅させるものでした」とスノーデン氏。自分が有益なものではなく、害となるものの一部になっていることに気付いたとき、初めて「政府の秘密を暴露する」ということを思いつきましたが、CIAの持っている秘密は機械やシステムではなく人々に関するものなので、暴露するのは思いとどまったそうです。

2008年の大統領選でバラク・オバマが大統領になったとき、スノーデン氏は「これで改革が行われる、暴露なんて必要なくなる」と考えてCIAを辞め、民間業者としてNSAと契約し、日本の米軍基地で働くようになりました。しかし、オバマ大統領が推進したのはスノーデン氏から見ると抑制すべきだと思っていた政策だったため、改めて決意を固めることに。このころ、情報公開のためのリーダーを探していたそうですが、「誰かが行動するのを待っていてはいけない」と気付き、そこから3年にわたって、NSAの監視活動がどのように進められているのかをチェックし続けました。スノーデン氏いわく「NSAは、世界中のすべての世間話・振る舞いにいたるまで、監視することに余念がなかった」とのこと。

かつて、インターネットを人類の歴史の中で最も重要な発明だと感じたスノーデン氏は、“ユビキタスな監視”によって、インターネットの価値が基礎的なプライバシーとともに破壊されつつあると考えました。「私は自分がヒーローだとは思っていません、やっていることはただ利己的だからです。私は、プライバシーがなく、そのために知的探究や創造性のない世界になんて、住みたくないのです」

NSAによる監視がもはや取り消せるレベルのものではないという結論に達したことで、今回の情報公開を決意したというスノーデン氏。議論が広まっていることで、やったことに価値があったと納得し、後悔はしていないそうです。今後は、無理かもしれないが、ネットの自由さで知られているアイスランドへの亡命を希望しています。

情報公開の1ヶ月ほど前からスノーデン氏は香港のホテルに滞在。スパイを防ぐため、部屋から出たのはわずか3度ほど、ドアのそばには枕を敷き詰めて防音して立ち聞きを防いでいるほか、監視カメラに映らないよう、ノートPCでパスワードを入力するときには頭からPCごとすっぽりとフードを被るとのこと。

(紹介終了)

ちなみに、スノーデン氏が明らかにした資料に出てくる「PRISM」ですが、Googleのラリー・ペイジCEOは「そんな名前は昨日まで聞いたこともなかった」と、プロジェクトへの関与を否定。政府への利用者データの情報提供は、あくまで法律に従っての範囲であり、バックドアがあったり、無制限にアクセスが可能というレポートは間違っていると反論しています。

記事の中で出てくる「PRISM」というのは、Google、Apple、Yahoo!などのサーバにある個人情報を直接のぞき見できる極秘システムのことです。

▼Google・Apple・Yahoo!などのサーバにある個人情報を直接のぞき見できる極秘システム「PRISM」とは?

通話や通信の内容が企業や政府によって監視されているのではないかと疑っている人は少なくないと思いますが、実際に、政府機関がネット関連企業の中央サーバに直接アクセスして個人情報などを参

通話や通信の内容が企業や政府によって監視されているのではないかと疑っている人は少なくないと思いますが、実際に、政府機関がネット関連企業の中央サーバに直接アクセスして個人情報などを参照することができる「PRISM」というシステムがアメリカで5年以上にわたって運用されていることが明らかになっています。

この「PRISM」と呼ばれる極秘の監視システムは9.11テロ事件の発生後、ブッシュ大統領時代に法整備されたもの。企業は政府からユーザの個人情報などについて開示命令があった場合、法に則って情報提供を行ってきました。しかし、個別に認可を得るのが大変だということで、国家安全保障局(NSA)や連邦捜査局(FBI)が令状や企業の同意なしでも情報を参照できるようにしたものがこの「PRISM」です。

対象はメール、ライブチャット、文章、映像、音楽、通信ログなど多岐にわたっており、また、国内だけに限らず、コミュニケーション相手がアメリカ国外であろうと問題ないことになっています。「Your privacy is our priority(あなたのプライバシーが私たちのプライオリティ(最優先事項))」というスローガンを掲げるMicrosoftは、2007年9月からPRISMに参加。これに続く形で2008年からYahoo!、2009年からGoogle・Facebook・PalTalk、2010年からYouTube、2011年からSkype・AOL、2012年からはAppleも加わっています。

(紹介終了)

こんなことが暴露されたわけですから、アメリカ政府とPRISMに協力している企業の火消しは必死です。
特にアメリカ政府は怒り心頭で、スノーデン氏を何が何でもアメリカに連れ戻し、亡命を阻止したいようです。
場合によっては死刑も辞さないという意見さえ出ています。

▼「終身刑か死刑の恐れ」=元CIA職員の亡命申請理由

このような情報が出てくると、スノーデン氏の暴露内容がより真実味を帯びてきます。
では、なぜアメリカはNSAなどという巨大な監視システムを作り上げたのでしょうか?
9.11以降、アメリカが常にテロの脅威に曝されているという理由が表向きなのですが、それだけでは説明が付かないことが多すぎることをスノーデン氏が暴露しています。

テロはもちろんだけれど、それ以上に恐れているのは市民による暴動なのです。
NSAの存在が明るみに出ると、もう1つの公式には認められていないFEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)の通称「強制収用所」の存在理由が不気味です。

以前も紹介しましたが、FEMAキャンプには謎の膨大な数の棺桶が並んでいます。
一体なぜこれほどまで多くの棺桶が必要なのか?どう考えても謎です。
FEMAキャンプはアメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁と呼ばれるように、災害時の臨時収容キャンプということになっているのですが、その施設にはなぜか武装した警備員が常駐し、しかも施設から出られないように、外からはロックできるようになっているのです。

日本語訳のあるドキュメンタリー動画があるので紹介します。

Jesse Ventura アメリカ市民奴隷化政策 警察国家の陰謀 強制収容所 FEMAキャンプ

http://youtu.be/vM1RKsa99qo

http://youtu.be/-KwFbRXb8d4

http://youtu.be/TVEOwGa_8n8

この動画は2010年頃に製作されているので、恐らく既にNSAによる監視ははじまっており、FEMAも無関係ではないはずです。
仮にアメリカ各地に点在する強制収容所と大量の棺桶が市民の暴動鎮圧のために用意されたものではなく、本当に緊急災害時ようであれば、いったい地球に何が起きようとしているのでしょうか?
実際、アメリカは巨大な竜巻が何度も襲い大きな被害を出していますが、今後もっと巨大化し大きな被害を及ぼすとでも言うのでしょうか?
あるいは世界経済崩壊に備えての準備なのでしょうか?

真実は謎に包まれています。
スノーデン氏の今後の動向に注目ですね。




【引用元 goo イメージサムネイル】

関連記事