アマゾン送料無料無期限化の脅威

次に驚いたのが、アマゾン送料無料無期限化です。
特別に送料が掛かるものを除いて、通常送料がすべて無料になります。今まで期間限定で行っていた全品無料配送が完全にサービス化されたわけですね。

この無料配送サービスはすべての商品カテゴリが対象となります。国内への通常配送とコンビニ受取にかかっていた手数料が撤廃されることで、さらに便利に使えるようになりそうです。

▼アマゾン送料無料無期限化
http://www.amazon.co.jp/b/ref=amb_link_61154889_2?ie=UTF8&node=1085218

で、問題は街の小売店ですね。
ネット通販の問題は3つあります。

1.触れない
2.送料や手数料が掛かる
3.時間が掛かる

このうちの2番は通販最大の問題でした。
逆に言えば、送料が掛かるからリアルとの棲み分けができていたようなものです。
それが、送料が掛からないということはどういうことかというと、

アマゾンが巨大倉庫化するということです。

ネットで常に最新のものを選択でき、無料で自宅まで発送してくれる、というのは倉庫を持つことと変わりがありません。好きな時に好きなものを取り出して、自分の代わりに自宅に運んでくれるので、逆にリアルにはないメリットになっています。

リアルではショップの営業時間内に自らショップに出向いて購入しなければなりません。
また在庫があるかどうかは確認が難しく、ない場合はお店を回る必要があります。
送料が無料になったことで、リアルで買う以上またはそれ同等のメリットが発生したということです。

そうなるとアマゾンとバッティングする商品を販売している小売が苦戦するのは必至ですよね。
最近のアマゾンは本屋ではなく完全なるバラエティショップとなっています。
WEB限定品を作られる企画力と開発力がないと、商品がバッティングする限りうまく行かないでしょう。

アマゾンやグーグルショッピングが主流になると、今まで表に出なかったメーカーが小売に卸さずともネットで販売するようになります。そうなれば手数料を上乗せしなければならない小売には勝ち目はありません。

ユーザーにしてみれば欲しいものが安く手に入るのでいいこと尽くめですが、売主側にとっては頭痛の種になるのは確実です。多分、アマゾンの狙いは送料無料キャンペーンを無期限で続けることで、いままで拾えなかった小売から発生している利益を吸い上げることです。

吸い尽くして小売を完全に叩き、発生した利益を使い運送会社を買い取るのが狙いではないかと思います。
楽天、ヤフーを今から超えることはできなくても、送料という足を狙うことはできます。

ヤマト運輸や佐川急便だけでアマゾンや楽天、ヤフーからの取り扱いは相当なものだと思います。
楽天・ヤフーは直接配送ではありませんが、アマゾンは巨大倉庫からの直接発送となります。 運送会社の取扱額が増えれば、当然子会社化できたほうがメリットは大きいはずです。
送料を無料にするかわりに、取扱額を増やすことで相殺するわけです。

これが成功すると、イトーヨーカドーのネットスーパー アイワイネットなどのように生鮮品を扱い、午前中に注文して、夕方届くような物流システムが完成する可能性は高いと言えます。
ネットスーパーが主流になると、地域のスーパーは当然衰退します。
生産者はスーパーやJAなんかに卸すよりは、アマゾンに卸した方が得と考える時代が来るかもしれません。

その覇者アマゾンも結局はメーカーではなく巨大な小売店には違いがないので、グーグルに買収される可能性もあるかもしれませんね。

【引用元 goo イメージサムネイル】

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