本当は怖いソーシャルナレッジ

未だに「ネットはすごいなぁ!」と思わせる驚きに遭遇することがあります。
その中で特に「集合的知識」の共有には驚かされます。

ネットで様々な情報を共有し、人と人とが繋がるようになると、集合知が生まれます。
元々は個人が持つ暗黙知だったものが形式知(フォーマット・基礎知識)としてまとめられ、ネット上にアップロードされることで知識の共有化が急速に進みます。

こういった知識は(Social Knowledge)と呼ばれ、最も典型的なものとして検索エンジン(・データベース)があります。
で、これが今結構まずいことになっていて、例えば、2013年6月11日の共同通信の記事にはネット上に核兵器の設計図が存在していることを示唆しています。

▼核設計図、ネット上に 米記者が危機強調
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061101001365.html

【ニューヨーク共同】核技術をイランや北朝鮮に拡散させた「核の闇市場」に詳しい米紙ワシントン・ポストのダグラス・フランツ記者が10日ニューヨークで講演し、闇市場関係者が持っていた核兵器設計図など大量の資料がインターネット上に保管されたと述べ、核技術は一度拡散すれば取り返しがつかないと危機を強調した。

フランツ氏は、スイス人技師父子が闇市場に関与すると同時に米中央情報局(CIA)に協力していたことをスイス当局が約10年前につかみ摘発したのに、米国の圧力で大量の資料を廃棄せざるを得なかったと指摘した。
(紹介終了)

核兵器については作りたくても個人では難しいとは思いますが、最近はこんなものも話題になっています。
2013年の6月14日の共同通信の記事です。

▼駆除のシカ、菌で分解 北海道興部町が新手法
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061401001047.html

北海道興部町は生ごみの処分に使う土壌菌を組み合わせ、駆除したエゾシカを分解して処理する方法を開発した。農業被害が深刻で、年間約300頭を駆除しているが、処理の経費は3分の2ほどに削減できた。
環境省は菌を使う方法は珍しいとしている。

興部町によると、土壌菌を付着させた約30立方メートルの木材チップの中にシカの死骸を入れる。ショベルカーで1日1回かき混ぜると、体重約100キロのシカが3日ほどで骨も皮もなくなる。

道内の4町村もこの方法を採用したほか、ニホンジカやイノシシの被害に悩む岐阜県下呂市も同様の処理施設を建設する方針だ。

(紹介終了)

時ほぼ同じくして2013年6月12日のYahoo!知恵袋にはこのような投稿が話題になっていました。

飼っていた大型犬が亡くなり、火葬も悲しいので溶かして庭に撒く事にしたいと思いました。
溶かすのには水酸化カリウムが最適だと聞いたのですがどのようにすれば手にいれれるでしょうか
またお風呂で水酸化カリウム溶液を作り溶かそうと思うのですが、 お風呂自体が溶ける事は無いでしょうか。
もし溶けるのなら何が良いかも教えて頂けたらと思います。
また溶かすのには水酸化カリウムはどの程度必要でしょうか?
犬は大型で50キロ位です。
急に死んでしまい、準備も出来てなく、死体の臭いがきつくなる前に処理したいと考えてます。
御助言おまちしてます。

補足

沢山の返答ありがとうございます。
ネットで遺体を水酸化カリウムで溶かして、骨だけに成り、骨も脆く成り砕いたのを遺族に渡し、溶かした液を庭に撒く事も出来る埋葬サービスが有ると見たもので。
処理するのは犬なのですが、悲しませたく無いので妻の親戚などに見つかる前に秘密裏に処理して出ていって行方不明に成った事にしたいのです。
庭で燃やすにしても近隣に臭いが迷惑でしょうし、火葬業者にも事情があり頼む事が出来ないので、跡を残さずに犬の遺体を処理したいのです。
暑く成って来て少し遺体が臭って来た気がします。
水酸化カリウムが駄目なら個人で内密に遺体を骨や髪も含めて完全処理出来る方法を教えて頂けたらと思います。
出来るだけ跡を残さずに、失踪した事に出来る方法をお願い致します。

(紹介終了)

水酸化カリウムを用いて死体を処理する質問
水酸化カリウムを用いて死体を処理する質問

察しのよい人は既に気が付いたと思いますが、上記2つの記事は死体処理に非常に有効なナレッジに成り得る、ということです。
水酸化カリウムについては楽天市場でも簡単に手に入ります。
考えられる最悪の想定としては、このナレッジをベースとして発展させ、エゾシカをたった3日で骨まで分解処理できるような安価な方法が発明され、それがネットのまとめサイトを通じて拡散してしまうことです。

すると、このようなことが懸念されます。

証拠をほぼ残すこと無く、死体を処理できるため、全国的に行方不明者が続出する。

しかし、こんなことが起こりえるのでしょうか?

2008年には江東区の女性不明事件では、犯人が洗濯機を使って遺体から血液を脱水し、排水管に遺棄していた事件がありましたが、この犯人が用いた方法は、血液反応の元となる遺体の大量の血液を処理する有効な方法として、ネット上で広まってしまいました。
(死体遺棄の問題点は大量の血液による腐敗臭)

その方法を用いるかどうかは別として、方法が広まってしまうということは、それだけ実行のハードルが下がることを意味し、非常に危険だということです。
特に菌を使う方法では完全に分解され、短期間で土に還ってしまうため捜査が難しくなってしまいます。

核設計図も下手をすれば理工学系の知識のある学生によってコンパクト化され小型核弾頭として、テロリストに利用される可能性があります。
こうなると、漫画「沈黙の艦隊」のような世界になってしまいます。
ネットでは拡散した情報を追跡し消滅させる技術が求められています。

【引用元 goo イメージサムネイル】

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