遠隔操作ラットの実験成功とマルチタスク人間誕生の予感

2013年3月4日のAFP通信オンライン版の記事で、面白いものがありました。
アメリカとブラジル間で、遠く離れたラットの脳を接続することに成功した、というものです。

▼遠く離れたラットの脳を接続、米・ブラジル間で成功

【3月4日 AFP】複数の頭脳をつなぎ合わせて「スーパー脳」を創造する試みとして、遠く離れた北米と南米の実験室にいるラットの脳を電極でつなぎ、片方のラットが覚えたことを別のラットに

【3月4日 AFP】複数の頭脳をつなぎ合わせて「スーパー脳」を創造する試みとして、遠く離れた北米と南米の実験室にいるラットの脳を電極でつなぎ、片方のラットが覚えたことを別のラットに伝えることに成功したという。2月28日の英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に報告が掲載された。

ラットの大脳皮質に電極を埋め込み、南米ブラジル・ナタル(Natal)の研究機関にいるラットから米ノースカロライナ(North Carolina)州の大学研究室にいるラットにインターネットを経由して信号を送り、米国側のラットが報酬をもらうのをブラジル側のラットに助けさせた。

この成功は、動物の脳をつなぎ合わせた「有機コンピューター」の創出の道を切り開くものだと、ブラジルの神経生物学者ミゲル・ニコレリス(Miguel Nicolelis)氏は語る。「われわれは2つの脳を機能的に連関させることに成功した。2つの脳で構成されるスーパー脳を創出したのだ」

(転載終了)

記事によると、ラットに水を飲む方法を学習させた後、それを遠隔地の別のラットの脳に直接信号を送り込んで学習したラットの知識のコピーを実現しているようです。
まだハッキリとした仕組みは分かっていないようですが、これが実用化されれば他人の体験や知識を、自分にインストールできる可能性があり、まるでマトリックスの学習法そのままの世界が実現します。

学習したリーダー一人に対し、その命令を伝達するその他大勢の奴隷や軍隊なんていうマルチタスクも可能でしょうね。一つの体に、複数の人造アバターなんていうのもありかもしれません。
もっとも有り得るのは、ネットショッピングでネットから商品マニュアルをダウンロードして自分の脳にインストールするとか、味や匂い、感触を確かめるために神経に接続することでしょうか。

昔、キアヌ・リーブス主演の映画で「JM」という記憶を運ぶ男の話がありましたが、映画や音楽もFP(一人称視点)で演奏者で体験できる時代が来るかもしれません。

Niconico 映画予告編 『 JM / JOHNNY MNEMONIC 』 1995年 キアヌ・リーヴス

 

Niconico 映画予告編 『 JM / JOHNNY MNEMONIC 』 1995年 キアヌ・リーヴス

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