仕組まれていた欧州危機

やはり仕組まれていた? 欧州危機ということで、イタリア危機はベルルスコーニ首相が12日に辞任し、モンティ氏の就任が決まり大幅な財政の建て直しを約束し、イタリア危機の懸念は当面は去ったということになっています。

しかし、面白いというか非常に怖いことも明らかになっています。
それは11日のニュースです。

格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランス格下げを示唆する文書を誤って送信したというものです。

どういうことか?
フランスはまだ危機ではないのに、フランス格下げを示唆する文書が誤ってされた、ということです。

非常におかしなことですよね?
フランスが危機になることを予め知っていて、文書が作成されていた、ということを意味するからです。

もちろんこのまま行けばフランスにも飛び火するかもしれない、というのは誰もが知っていますが、民間人レベルの噂と、世界の経済を左右する格付け会社の思惑とではレベルが違い過ぎます。

S&Pは問題発生から約2時間後に声明を発生し、誤送信は技術的ミスであり、送信した内容もS&Pの方針ではないと釈明しています。
これを受けて欧州委員会のバルニエ委員は「極めて深刻な問題であり、調査を行う必要がある」との見解を示しています。

そりゃそうでしょうね。
ちょっと懸念を表明しただけで莫大なお金が動くわけですから。

誤送信の翌日にはベルルスコーニ首相が辞任を表明し、イタリア国債は反発。
下がって上がったということです。
ここから何が見えるかと言うと、ユーロ危機は謎の投機筋によって操作されている可能性がある! ということです。

投機筋というと投資家や投資家で作るファンドということになるわけですが、要は良心をもたない金儲け集団ということです。
やり方はこうです。

・高い価値と人気のある金融商品を狙い
・その金融商品の価値と人気が下がるような欠点を
・メディアを使い広める
・市場の懸念が高まったところでさらに不安材料を指摘して煽る
・市場で売り注文が殺到し、その金融商品の価値と人気が下がったところで
・格付け会社を使って格付けを下げる、または示唆する
・売りが殺到し安くなったところで投機筋がまとめて買い漁る
・その後、実は不安はなくなりました、デマでした大丈夫ですと
・マスコミを使って広める
・格付け会社が不安はなくなったと太鼓判を押す
・カモ(個人投資家やヘッジファンド、銀行)が再度買いに走る
・程好く価値が上昇したところで、資産を売却し売り抜けする

こんな感じです。

逆のパターンもありますが、要は高い時は低くして買う。低い時は高くして、売る、という方法で利鞘を得ているわけです。

秀逸なのは、市場から格付け会社、メディアまでグルだということです。
そして、さらに売り抜けするスピードは、最速です。
ほんの数秒あれば完了します。

個人でやっている人はサーバーに直接アクセスできないのでタイムラグがあるかと思いますが、投機筋の操作は市場が閉まっていても可能だし、直接専用回線にアクセスしているので、数秒で完了するわけです。

ほんの数秒でユーロは買い漁られて、日本円に換金され、スイス銀行に送金される、まるで映画の中の世界ですが、こんなことが実際な行われているわけです。

ではなぜこの話が公にならないのか?

巨悪過ぎるからです。東電と国が原発事故の影響をひた隠しにしていたことを考えてみて下さい。

それぞれの組織というのは利害関係があります。
あらゆる組織が密に繋がっている場合、その組織が不正を働いていたからといって、単純に告発するだけでは済まない場合があります。
人質をとられているようなものなので、公にはできないのです。
このタブーを破ると報復が待っています。

でも、たまに情報がリークされるので想像力を働かせてパズルを完成させてみると巨大な陰謀のどちらかが見えてきます。あるいは誇大妄想かもしれませんが。

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