あなたの10年後の履歴書 その2 グローバル化の傾向

10年後にどのような職種が生き残り、どのような職種が食えなくなるのかを予測するには、グローバル化の傾向を知っておく必要があります。

短絡的にこの職種が生き残られないからダメ、と考えてしまいがちですが、グローバル化の傾向を知っておくことで同じ業種でも地域によっては生き残る可能性もあります。

【フラット化】

グローバル化に見られる大きな傾向として平均化(フラット)というものがあります。平均というのは、全部足した合計をその数で割ると出てきます。

その要素の合計をその要素数で割ったのが平均値です。

もうひとつはの意味として平坦や扁平という意味があります。

グラフにすると起伏がなくのっぺりとしているという意味です。

平均値がどんなに高くても相対的に比較する世界がひとつしかない場合は、もはや高さは関係ありません。

グローバル世界では理論上フラットになって行くと考えられています。

イメージとしてはパレットの絵の具を全て混ぜた状態です。

絵の具は一度混ぜるともう二度とその色に戻ることはありません。

全色を混ぜ合わせるとグレーになります。グレーは無彩色かつ中間色で色の平均色言えます。

【ゼロコスト化】

商品やサービスの質がフラット(平均)化してくると競争が鈍化するため、コストを下げなければなりません。

しかし、競争相手もどんどん追随してコストを下げてくるので、理論上コストはゼロに近くなって行きます。行き過ぎると作るだけ損することになります。

(重税)とタックスフリー()】

ゼロコスト化が進むと製造業は採算がとられなくなり衰退します。

製造業だけでなく農林畜産関連もゼロコスト化が進み衰退します。

日本では多くの作り手が職を失う可能性があり貧困危機に直面します。

低所得者層は節約をするためタックスフリー(非課税)傾向になります。

例えば、所有しているだけで税金が掛かる財を避けるようになります。

なるべく非課税のものを好むようになります。

政府は低所得者層により課税徴収がうまく行かなくなると、高所得者層にヘビータックス(重税)を課するようになります。

国に税金を多く納める者と少なく納める者とに不公平感が生まれ、民意に偏りが生じやすくなります。低所得者層の民意は反映されにくくなります。

グローバル化の行き着く先はゼロサムバーストです。

ゼロサムとは足しても無に等しいという意味です。

足しているのにゼロになるというのは直感に反しますよね。

例えば、家族内経済を考えてみます。家族間でお金を回し合ってもお金の総和が増えることはありません。

必ず外部からの収入があって、外部でそれを使えなければ意味がないのです。

お金は減りませんが食料は必ず消費され減ります。

消耗品は補給されない限り減少し続け、最後は争奪戦となります。

理論上グローバル化が進むと最終的に残るのは優良一社のみです。

全人類はその会社の社員となります。会社が一社だけとなると、その会社の商品を仕入れてくれる会社もないわけですから、売れなくなってしまいます。

全ての人が売主側に回ってしまうと、もはや買う人がいなくなってしまうのです。

足しても無意味なゼロサムになります。

そして破綻(バースト)するのですからゼロサムバーストです。

最終的に残る優良一社は世界統一国家と言えます。

資本主義がグローバル化を促進しゼロサムバーストを引き起こすと、皮肉なことに競争相手はもういないわけですから共産主義に成らざるを得ません。

人々の収入はベーシックインカム(生活保護)によって賄われることになります。

次回は以上のことを踏まえて10年後の職業について説明します。

続く。

【引用元 goo イメージサムネイル】

関連記事