長岡式:071【メルマガの開封率は何時が高い?】

メルマガの開封率は何時が高い?

0時: 3.89 %
1時: 2.57 %
2時: 2.42 %
3時: 1.57 %
4時: 1.57 %
5時: 1.48 %
6時: 1.06 %
7時: 1.67 %
8時: 3.62 %
9時: 5.42 %
10時: 6.38 %
★11時: 7.45 %
12時: 5.46 %
13時: 5.11 %
14時: 5.26 %
15時: 5.50 %
16時: 5.44 %
17時: 5.55 %
18時: 4.97 %
19時: 4.56 %
20時: 5.19 %
21時: 4.41 %
22時: 4.76 %
23時: 4.58 %
(独自調査)

メルマガの開封率は、仕事の開始時刻から高くなり、お昼前にピークになる。

そして、仕事の終了時刻で若干高くなる。早朝はもっとも開封率が低い。

ねらい目は午前9時~午前10時前後と、午後15時~午後16時前後である。

メルマガ(メールマガジン)の開封率というのは、メールの開封率であって、PCであれば要するにネットの接続時間状況のことだ。
ポイントはユーザーがネットに接続できる端末の前にいることが大前提だ。

つまり、ユーザーがネット端末の前にいなければ絶対的にメールは開封されないことを意味している。
必然的に、就寝時間帯とPCの前から離れる土日や祝祭日などは、ネットから人がいなくなりやすい。

あるいは、ワールドカップやオリンピックなどのリアルタイム性の強いテレビ中継が行われると、ユーザーはテレビに集中し、その時間中はネットから人がいなくなりやすい。

結論として、平日なら会社の始業時刻前後、就寝時間前後の時間帯がメールの開封率が高い。
休み中よりも休みの前日の出かける前もメールの開封率が高い。
人はPCを起動させた時と、終了させる時にメールを受信する傾向にある。

現在ではPCの前だけがネットにアクセスできる環境ではないよね?
ということは、いつ起動して終了させる、という明確なタイミングはなく、今後ますますボーダーレス化して行くと思われる。

携帯やネットブックが普及し、誰でも気軽に安価にネットにアクセスができるようになったのも原因だ。メルマガは携帯系端末では即時性がある。送れば直ちに受信され、能動的にユーザーに着信を知らせてくれる。
よってメルマガは携帯系端末の方が開封率が高くなる。

つまり、メルマガの開封率はメールアドレスごとに異なる可能性があるということだ。
ヤフーやGmailなどのフリーメールアドレスと、PC向けのリアルメールアドレス(ユーザーがプロバイダなどから発行された自分専用のメールアドレス)と、携帯メールアドレスでは、開封率が異なるわけだ。

フリーメールアドレスを使っているユーザーのほとんどは、メルマガなどのダイレクトメールとスパムメールに嫌悪感を抱いている中級者だ。
フリーメールアドレスを使っているということは、そのメールアドレスは捨てメールアドレスであることが多い。

だから、受信しても開封せずに廃棄されることも多い。
本当に受信したいメルマガやメールは、メールルールなどを使ってリアルメールアドレスに転送していたりする。はっきりと区別していることが多いだろう。
最もメルマガの開封率が低く、そもそも捨てメールアドレスなので時間帯はいつ送っても低い。

一方、リアルメールアドレスは開封率が比較的高い。
ユーザーはネット利用初期の頃はリアルメールアドレスしか持っていないことが多い。
会社から発行されたメールアドレスやプロバイダから与えられたメールアドレスを1つないし、2つ持っている。

今やネットのサービスを使うためには、あらゆる場面でメール認証が必要不可欠だよね。仮登録後に登録されたメールアドレスに本登録用のリンクへ案内し、本人の同一性をチェックする流れが普通だ。

ここでリアルメールアドレスを使ってしまうと、怪しいサービスであれば瞬く間にスパムメールが送信され辟易することになる。
ある程度、ネットのいやらしさに触れたユーザーは、匿名性の高いフリーメールアドレスで本人認証を済ませるようになる。場合によってはハンドルネームや偽名を使うことも有りえる。

では、携帯系端末のメールアドレスはどうかというと、メルマガを送れば即時性・速報性がある反面、簡単にメールアドレスの変更ができるため、効果に比例にして寿命は短い。送った時間帯が開封率の高い時間と成り得る。

しかし、PCメールと違って受信直後に着信を知らせるため、頻繁に送信をすると解除される可能性が高い。

また、今やメールマーケティングは成熟し、何時台が開封率が高い、という情報は共有されている可能性があり、その時間帯をめがけて一斉送信されていれば、その時間帯がもっとも他のメールとブッキングする時間帯であり、最も送ってはいけない時間帯になるかもしれない。

メルマガの開封率の高い時間帯が分かったとして、ではどうすれば多くのユーザーにメルマガを開封させ、読ませることができるのか?

長岡式で考えれば簡単だ。
まず、メルマガでもメールでも、それを本人が望んでいない限り、開封および精読率は低くなる傾向がある。
理由は簡単で、メールソフトを立ち上げれば、他にも読まなければならないメールがたくさん受信トレイに届いている可能性があるからだ。

つまり、メールソフトに届いている間は、売り込みや宣伝メインのメルマガは、他のメールを差し置いてでも読まれる優先順位は低いということだ。

では、そんな中で開封率を上げるにはどうすればいいかというと、2つの方法が有効だ。

1つは、開封と精読という行為を利益と一致させること。
1つは、メルマガの件名と本文内容を分割すること。

説明すると、前者はそのメルマガを読めば必ずユーザーの特になると分かっていれば、ユーザーは必ずメルマガを開封し精読するようになるという意味。
大抵はつまらない内容と売り込みであるからこそ、ユーザーは無視するわけで、それが必ずユーザーの得になると分かっていれば、行動と動機が一致する。

すなわち、開いて読みさえすれば儲かると思わせれば、嫌でも読むようになるということだ。
具体的には、現金や商品、またそれらと交換可能ななんらかのポイントや権利が挙げられる。

例えば、メール本文中にクリックするとポイントが貯まるリンクを仕込んでおいて、クリックするだけでポイントが貯まり、あとで価値のある財と交換できるとすれば、ユーザーは不正にメールアドレスを複数発行してまで登録し、メルマガを受信しようとする。

要するに、仕事や私信以外のメールは損をする、というネガティブな反応を逆転させてあげればいいだけの話だ。

後者のメルマガの件名と本文内容を分割することというのは、迷惑メールフィルター対策だ。
迷惑メールフィルターは、大抵はメールの本文を走査し、あるパターンと一致すればスパムと判定する仕組みであることが多い。

迷惑メール指定メールアドレスによっては、何を送っても迷惑メールとなる可能性があるが、そういった場合は、スパムメール業者はメールアドレスやIPアドレスを毎回偽装して送信するという手を使っている。

で、メールの件名と本文を分割する、というのはどういうことかというと、いかなるフィルターもあまりに短過ぎる文章では、パターンと比較できない、ということだ。

例えば、「こんにちは」と一言だけ書いた本文は、スパム判定がし辛い。これをスパムと認定すると、あらゆるメールがスパム扱いされてしまうからだ。

ある程度長く、定型的な文章やキーワードが繰り返し出てくる場合、フィルターは有効に機能してくれる。

しかし、これではメルマガの内容がなくなってしまうよね?
そこで、メルマガの本文は、メール内ではなく、ブログなどのウェブサイト上に持たせる工夫をする。
メールは単にウェブサイトへ案内するための鍵でしかない。

URLを書くとそのURLを自動で辿って悪質サイトかを判定するセキュリティソフトもあるので、本文中にはURLを書かずに、○○○で検索して下さい、といったワンクッションを置くと尚良い。

メールの件名については、常に同一の送信者からであることを表わすキーワードを入れておく。
例えば【長岡式メルマガ】などだ。

応用例として、ウェブショップをやっていたら、会員登録サービス機能を使い、ポイント賦与サービスも行う。
ショップからのお知らせを単にメールするだけでは反応が薄いので、会員限定ページ(ベーシック認証でIDとパスワードを入力しないと絶対に閲覧できない仕組み)を用意する。

会員は通常のページから買うと通常価格であるところを、会員限定ページから買うと30%OFFになるとする。
その会員ページにアクセスする手段は、メルマガに登録し、メルマガ内のリンクをクリックして、メルマガ内に記載されているIDとパスワードを入力することにする。

あるいは、メルマガ内に記載されたリンクをクリックするとポイントが賦与されて、お買い物時に割引が適用されるなどだ。本文はなるべくシンプルにして、長くなった場合はメールを複数に分けてもいい。
開封されるやすいように件名は派手な煽り文句を付けておく。

例えば、【○○○ショップ】本日のみ最大半額セール!などだ。

最後にこの話のポイントはなにかというと、ユーザーに開封させるだけの動機と報酬を与える、ということだ。
報酬がクリックし開封して読むコストより高ければ、必ず反応するだろうし、それ以下であれば無視される。
その報酬は「面白い内容」よりも「安直短」である方が効果が高い。

つまり、メルマガの内容で勝負するよりも、モノで釣った方がユーザーは報酬を評価する。
理由は簡単で、どんなに面白い内容であっても、結局ユーザーはそれを前もって知らないのだから、読んでみなければ分からない。その読むための動機は前借りすることは難しいわけだ。

その動機と行動コストを担保しない限りユーザーを動かすことは難しい。

メルマガが不特定多数に対して、読まれれば儲けもの的な安易な発想であるうちは、なかなか効果は期待できないだろう。メールを送ったからには、ユーザーに読んで良かったと思わせる仕組みが大事なのだ。

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