第二十八回目 クリップボード内などの漢字が混じった日本語の文章を読み上げする「読みトーク」

「ワンモアハック~パソコン・ネットにもっと慣れよう~」はパソコンとネットを使った裏技的なネタを勉強することで、逆説的にパソコンとネットに慣れてみる、というものです。本当は裏モノ、裏技系というのは難しいんですよ。でも、逆にいえば非常に興味深い分野であり、パソコン教室に通うよりは刺激的なので、結果として集中して学習することができます。
興味が深まれば、もっと突っ込んだ知識や技術を知りたくなるでしょう。
裏モノ、裏技を使った他では有り得ないレベルアップ方法について紹介します。

第二十八回目はクリップボード内などの漢字が混じった日本語の文章を読み上げする「読みトーク」について

今回は「読みトーク」という音声読み上げソフトを紹介します。
読みトークはフリーの音声読み上げエンジン「Aques Talk」を利用して発声してくれます。

発声したデータはWAVファイルかMP3形式で保存できるのが便利で嬉しいですね。
使う目的は、例えば動画などで自分でナレーションを入れるのは恥ずかしい場合、自分の声の替わりとして音声ファイルに保存したものを使うなどです。

他には今日のニュースやなにかしらの文章を音声ファイルとして保存して、iTunesに登録後にiPodに移し変えて通勤の途中に聞く、なんて使い方もありだと思います。
こういったことが無料でできてしまうソフトなのです。

ただ、このソフトちょっと変わっていてコマンドラインで操作をします。
コマンドラインというのはコマンドを入力して処理をさせる形式なのですが、なぜこのような方法にしたかというと、作者が読みトークを他のアプリと連動させて使えるようにしたかったからだそうです。

連動するアプリはWHSやJavaScriptなどで作成可能です。
引数を渡して起動させてやることで、音声出力部分を自分で開発しなくても良いようになっています。

今回、コマンドラインの入力やクライアントソフトの制作は難しいのでやりません。
サンプルのクライアントソフトを使ってみます。
作者さんのクロノス・クラウンのサイトからソフトをダウンロードします。

▼読みトークのダウンロード

ダウンロードしたらZIPファイルを解凍します。

サンプルクライアントファイルは [ win ] フォルダ内の [ YomiTalk.hta ] というファイルをダブルクリックします。

サンプルクライアントソフトを起動する。

これは作者さんが読みトークと連携させる例として作ったサンプルクライアントソフトです。
非常にシンプルな操作となっています。自分でサンプルクライアントソフトを作ることもできるので、知識がある人は挑戦してみるのもいいかもしれませんね。

起動すると [ 読み上げ ] [ 停止 ] [ wav保存 ] [ mp3保存 ] といったボタンが並んでいます。
読み上げするデータはクリップボードのテキストデータが対象なので、なにか文字列をコピーしてクリップボードに格納して下さい。
格納したら [ 読み上げ ] ボタンをクリックします。

読み上げてくれるはずです。

クリップボードのデータを読み上げてくれる。

ここで [ wav保存 ] ボタンをクリックするとデスクトップに [ YomiTalk-xxxxxx ] というような形式でWAVE形式ファイルが作成されます。

[ wav保存 ] ボタンをクリックするとWAVE形式で保存できる。

MP3形式で保存するためには、MP3用のライブラリが必要となります。
これは [ MP3出力の準備.txt ] をお読み下さい。

ダウンロードして指定するフォルダに保存するだけで自動的にMP3形式で保存できます。

[ ▼ ] ボタンをクリックするとコマンドライン作成実行モードになります。

コマンドの作成の仕方は、例えば、クリップボードではなく任意の文字列を順番に発話させたい場合はこのようにします。

[ ▼ ] ボタンをクリックするとコマンドライン作成実行モードになる。

「命令:」と書かれたリストから 「▼読み上げ系」の [ -yomiTalk ] というコマンドをマウスでクリックして選択します。

次に「値:」と書かれたテキストエリアに読み上げさせたい文字列を入力します。

次に [ 実行コマンドに追加 ] ボタンをクリックします。

すると、「実行コマンド」のテキストエリアに命令が追加されます。

自分でコマンドを編集できる。

最後に [ 実行 ] ボタンをクリックすると命令が実行されて文字列を読み上げてくれます。

[ 実行 ] ボタンをクリックするとコマンドラインが実行される。

この仕組みが分かると、「実行コマンド」を直接編集ができます。

例えば、このようにすると…

-yomiTalk まずは普通のスピードです。
-talkSpeed 50
-yomiTalk これは半分のスピードです。
-talkSpeed 10
-yomiTalk これは1/10のスピードです。
-talkSpeed 100
-yomiTalk 次はおもいきり早口言葉です。
-talkSpeed 300
-yomiTalk 隣の客はよく柿食う客だ。
-yomiTalk 東京特許許可局東京特許許可局。
-talkSpeed 100
-yomiTalk どうでしたか?
-stop

コマンドラインを使って好きなように編集もできる。

ただし、サンプルクライアントでは、音声ファイルに保存する細かい設定は提供されていないので、ニュースなどを音声ファイルに保存する場合は、クリップボード経由となります。
作成された音声ファイルはiTunesなどにドラッグ&ドロップすれはOKです。

例えば、ウェブニュースやPDFの文章をテキストだけ抽出するには、ブラウザのIEであれば [ ページ ] メニューから [ 名前を付けて保存 ] をクリックして、ファイルの種類を [ テキストファイル(*.txt) ] に変えて保存すると現在表示されているページのテキスト文字列だけが保存できます。

PDFでは [ ファイル ] メニューから [ 書き出し ] を選択し、[ テキスト(プレーン) ] を選ぶと、テキストファイルにテキストだけが保存できます。

あとはそれを必要な部分だけ選択して、コピーすればクリップボードに格納されます。




【引用元 goo イメージサムネイル】

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