再び足の引っ張り合いで混乱するだろう政治に怒る市民の前兆

あとわずか5日程度となった衆議院選挙の投票日ですが、不穏な前兆があります。
今回は政策にあまり違いがない党の乱立ということで、有権者も戸惑いながらの投票になると思います。
心配なのは、どこが勝っても足の引っ張り合いになるだろう、ということです。

現民主党政権時には自民党が政党政治とは言え、国民の生活に影響が出るほど野次を飛ばし足を引っ張りました。結果、国会はねじれにねじれ大混乱しています。
もうここまで行くと、誰のための政治か分からなくなっています。

このようなねじれがどこの党が過半数をとっても起きるだろうことが予想されます。
多党乱立の場合、圧倒的に支持を受ける政党が少ないため、野党に回った政党が政策の違いを巡り激しく対立します。

特に今回の場合は、誠実や実現度を重視される選挙なので、野党も「はい、そうですか」と引くに引けないと思われます。うかつに迎合すれば批判され次期は有り得ず、保身のため対立を余儀なくされます。
即ち、無用な対立が深まると思われます。

例えば、政策を巡り対立が深まると、党が分裂や統合する可能性は十分あります。
党が分裂したり、統合したりすると、困るのは支持者です。
投票した人達が当選後に意見を翻すというのは、納得が行かないでしょう。

つまり、どのようなマニフェストを掲げようとも、それが実現される可能性は低く大混戦となり、それをマスコミが批判することで、国民感情を激しく煽ることになると思われます。
今年既にそのようなことが起きており、大問題となりました。

来年以降はこの問題が激化し、場合によっては大規模デモと過激なテロに発展する可能性があります。
その前兆は既にはじまっています。

例えば、2012年11月22日に発生した愛知県信金立てこもり事件と、2012年12月2日に発生した国会議事堂車突撃事件です。

▼信金に人質5人 立てこもり男、野田内閣退陣求める? 愛知・豊川
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20121122/dms1211221557014-n1.htm

▼国会議事堂に車突っ込む=運転ミスか、30代男性重体-東京
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201212/2012120200031

信金立てこもり事件では40代の男が野田内閣退陣を求めて事件を起こしています。
国会議事堂車突撃事件では30代の男が国会議事堂の門扉に車で突っ込んでいます。
ニュースでは運転ミスということになっていますが、正門に正面から進行し、車が大破し運転手が意識不明の重体になるほどのスピードというのは、単なる運転ミスとして処理するにはあまりにも無理があるでしょう。
意識不明というのも気になります。

国会議事堂に車突っ込む=運転ミスか、30代男性重体-東京
国会議事堂に車突っ込む=運転ミスか、30代男性重体-東京

特に政治団体に所属する活動家でもない人間が突発的に凶行に走るというのは、右翼が立ちまわることとはワケが違います。
一般的な市民が義憤に駆られて行動に起こす、ということが政治に対する怒りの敷居を下げていることを意味します。

12月16日以降は年末に向けて慌ただしく新内閣発足、所信表明へと進んでいくと思われますが、来年にはすぐに国会内での対立が深まり、マスコミがそれを批判し、国民の怒りはピークに達するだろうと思われます。
政策が中々進まないことへの不安とイラ立ちは、最悪「選挙ではなにも決まらない」という極論へと急速に傾く恐れがあります。

義憤に駆られて立ち上がった一般的な市民がネットを通じて集まり、過激なデモへと発展して行く可能性は十分にあります。
国民の代表を決める選挙でうまく行かなかったわけですから、今までの反原発デモのようなお祭り気分の行儀良いものではなく、過激なものになるはずです。

小競り合いの中、一般市民が警官隊となんからの衝突を起こし負傷をすれば、報復として一挙に過激化します。
死傷者が出れば、その人が大義名分を為すアイコンとなります。
こういった例は過去にあります。なにもなければいいんですけどね。

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