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Webマーケティング講座 第三回 0.001%の壁

前回はネットビジネスにおいては、「商品ベース思考」ではなく「トレンドベース」で考えた方がうまくいく、という話をしました。
ツールとしてGoogleトレンドの紹介をしたので、自分の興味ある市場のトレンドが下りのエスカレータか上りのエスカレータか分かったと思います。

今回お話するのは非常に重要な情報であり、重大な問題です。
誰もがぶつかる「0.001%の壁」についてです。

0.001%というのは1000人に1人という確率です。必ずしも0.001%というわけではないのですが、ほぼ0.001%と思ってもらっても構いません。
この0.001%というのは、お金を出して商品やサービスを購入する人の割合です。

因みに科学的な統計ではありません。いつの頃かアクセス解析の管理画面を見ている人達がアクションを起こす人は「0.001%」じゃないかと気が付いたのです。
なにかよく変わらないけれど、1000人に1人はアクションを起こそうとする、というのがポイントです。
場合によっては0.003%とか0.004%ということもあるかもしれませんが、平均すると0.001%に近づいていきます。

繰り返しになりますが、科学的根拠はありません。なんだかよく分からないけれどどんなものであっても、一定数興味を示す人達がいるのです。

まったくデタラメな情報でない限りは、自分自身がその情報に興味を示す一人であるわけですから、自分を含めればゼロではないことは分かります。
逆に言えば、999人はそっぽを向いても1人には届くなにかがある、ということが言えます。

これはおそらく人間の特性なのだと思います。進化の過程で他の動物と違って本能にあまり頼らずに生きてきた人間は、身体の特徴を変えること無く、考え方のバリエーションを増やすことで環境の変化に乗り切ってきたのです。身体の特徴を変えてしまうと種が遠くなり交配ができなくなります。
多様性(ダイバーシティ)というより多態性(ポリモフィズム)の戦略をとったのでしょう。

例えば、1000人全員が右に行ってしまうと、もし右に危険が潜んでいれば1000人全員が全滅してしまいます。生存戦略として1000人に1人くらいはへそ曲がりがいて、左側で生き残ることでリスクを分散できます。

もう1つの説としては、検索エンジンのアルゴリズムです。
検索エンジンのアルゴリズムは検索結果の順位を決める計算式ですが、これは固定ではありません。
検索ユーザーの行動によって変わっていきます。アルゴリズムは検索ユーザーの選択の積み重ねによって変化し成長します。

検索エンジンのアルゴリズムが先か、あるいは元々の人間のリスク分散思考が先なのか、はたまたそのどちらでもあるのかは分かりませんが、多くのウェブページは検索エンジンというフィルターを通してアクセスされるので、0.001%という統計が出てきても不思議ではありません。

しかし、勘違いしてはならないのは、アクションを起こす1000人に1人というのは変人ではないということです。変人も中にはいるかもしれませんが、たまたま気持ち的にそうなっただけで、いつもそうだとは限らない、ということです。

例えば、ごはんがあったとして、お腹がもう食べられないほどお腹いっぱいであれば食べようという人はいないでしょう。ところが、たまたまお腹が空いていて、倒れる限界であったとすれば、多少のことは目を瞑り即座に「ください」となるかもしれません。

人がアクションを起こす時というのは、条件が必要です。条件に反射してアクションを起こしているので、アクション側の仕掛けとアクションする人の条件が揃わなければ、アクションが起きないのです。タイミング次第とも言えます。

つまり、1000人に1人というのは、同じ人間でも状況が異なるので、確率的に何かが起きてもなんら不思議ではないのです。ただし再現性もありません。

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