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行動経済学入門 その69 時間解釈理論とはなにか?

時間解釈理論というのは、人々は時間的に離れた対象に対しては、より抽象的、本質的、特徴的な点に着目して対象を解釈し、時間的に近い対象に対してはより具体的、表面的、瑣末的な点に地役目して解釈する、という理論である。
時間解釈理論は、心理学者のヤーコブ・トロープとニラ・リバーマンが提唱している。

時間解釈理論によれば、人が何かしらの対象の価値を評価する際は、その対象を心の中で解釈し、その解釈が評価や選好を決定しているという。
さらに、対象が時間的に離れている場合と、近い場合とでは、同一の対象に着目する観点が異なると彼らは主張している。

どういうことかというと、例えば、試験勉強を考えてみる。
試験日まで時間がある時には、試験範囲や学習するための計画を建てるが、試験日の前日には早く寝るとか、忘れ物をしないとか、試験時間の確認などを気にすることになる。

人は時間が離れている場合と、近い場合とで解釈が異なる、という性質があるわけだ。
例えば情報が同一であってもこういった相違が生じる。
前者のより抽象的、本質的、特徴的な点に注目して対象を解釈することを「高次レベル」の解釈と呼び、後者のより具体的、表面的、手待つ的な点への着目による解釈を「低次レベル」の解釈と呼ぶ。

つまり、高次レベルの性質とはその対象が持っている本質的、中心的な性質であり、低次レベルの性質とはその対象が持っている周辺的・付随的な性質なことを言う。

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