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アップルがP2P式個人間決済をローンチか? 振込みに銀行口座が不要になる日

iPhone6sからあまりパッとしたニュースのないAppleでしたが、久しぶりに面白いことをするそうです。
個人間決済サービスを計画しているということで、2015年11月12日のTechCrunchの記事を紹介します。

▼Apple、ピアツーピア支払いに参入か
Apple、ピアツーピア支払いに参入か


Appleがモバイル支払いサービスを立ち上げるべく銀行と協議していると、Wall Street Jounalの記事が伝えた。そのサービスは、PayPalのピアツーピアモバイル支払いサービス、Venmoと競合するようだ。

早ければ2016年に開始されるというそのプラットフォームは、銀行口座をApple端末と結びつける。ユーザーは、当座預金口座から他人の口座へ直ちに送金できる。

記事によると、J.P. Morgan、Capital One、U.S. Bancorp、およびWells FargoがAppleと協議した。交渉がどの段階にあるかは不明だが、「開始は差し迫っていない」という。

新サービスは、iPhoneとApple Watchedで提供されているモバイル支払いサービス、Apple Payと協調する可能性が高い。昨年スタートしたApple Payは、Visa、MasterCard、American Expressを始めとする主要クレジットカード会社と提携している。

Venmoの広報担当者はTechCrunchに、「PayPalは噂や臆測についてコメントしないが、友達や家族に現金を送る手続の煩わしさに、人々の注意を向けさせる動きは何であれ歓迎する。われわれはPayPalとVenmoを含め複数のサービスでそれを簡単にしてきた。当社のサービスは複数のデバイスやオペレーティングシステム、およびオンラインのいずれでも利用できる」と話した。

紹介終了

P2Pサービスというと日本では完全に悪の技術というレッテルが貼られてしまいましたが、これからの時代はP2Pだと私は思っています。で、アップルのやろうとしているiPhoneやiPadを使ったP2P式個人間決済は、イメージするならネットで100円が送金できるかも? というものです。

今ネットで100円を送金したり、100円のものを買おうとすると立ちはだかる壁は、手数料が100円以上掛かるといったことではないでしょうか。銀行口座に振り込むには相手に口座情報を教えないといけないし、振込手数料を負担する必要があります。
カード決済をしようとすると、決済会社と契約をしてモジュールを組み込む必要が出てきて技術的に面倒です。そして、手数料が掛かります。

itunesギフトカードを買えば手数料は掛かりませんが、カードを買いに行かないといけません。
端末を使ったカードリーダーによる決済はコミケといったC2C市場で徐々に浸透していますが、端末を買わないといけないことと、端末が浸透していないことが問題です。

お持ちのiPhone、Android、iPadでクレジットカード決済を。

そういった諸々の理由で、個人が個人にまるでストリートミュージシャンへコインを投げ入れるようにお金を渡すことはできないんですね。

しかし、それがわずかな手数料で決済会社との契約なしに個人間で決済可能となれば、C2Cビジネスが活発化します。
商品というのは新品と中古品があります。圧倒的に多いのが新品より中古品です。もし個人が簡単にネットで中古品を売買できればその市場規模は巨大なものとなり、それにはアップル製品が必要となればアップル社が大儲けするのは確実です。
中古品ではないにしても、個人がなにかコンテンツを発表し、例えばアマチュアアーティストだったとして、その作品にお気軽におひねりを差し入れることも可能になるかもしれません。

今やネットは個人対巨大なコングラマリット化した巨大企業による収奪という図式であるため、格差は拡がる一方です。
しかし、P2P式個人間決済が実用化すれば巨大企業ではなく、面白い個人が儲ける時代へとなるはずです。
お金は才能へと集まるのです。

そしてヤバイです。なぜか?

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