住所不定転職という生き方 自動運転カーが拓く未来

Googleが5月7日にトヨタのプリウスをベースにして自動運転システムを搭載
させた車で公道を走るための免許を取得した、というニュースがありました。

▼Googleの自動運転カー、ネバダ州で免許取得

車の自動運転と言えば、おそらく最も実現させたい近未来テクノロジーのひとつで、実現すれば物流は一気に変わることになります。

自動運転の仕組みはGPSによる位置情報の把握と、車周辺に付けられた数々のセンサー、そして制御するためのOSが連動することで可能になりました。
最近の車は動作自体それぞれが細かく電子部品で制御されていて、車がどのような状態にあるかを詳細に知ることが出来ます。

今後さらに路面の変化に対応する自動運転支援デバイスが道路に設置されれば、無人運転も可能になるかもしれません。

既にアメリカで公道を走るための免許を取得した、ということなので、近い将来に自動運転カー、または自動運転機能を揃えた車が主流になるはずです。

ここからは自動運転カーの話題とは少し逸れ、私が予見する未来の話です。
自動運転が主流になると、移動という概念が大きく変わります。
いままでは、車は自宅をベースとして移動し、自宅に帰ってくる手段として存在していましたが、自動的に移動ができるようになると車はマイホームになる可能性が出てきます。

家というと固定資産であり、人生で恐らくもっとも高い買い物です。
人は家があるが故に、その地域に束縛されます。これはグローバル時代においては、大きな足かせになります。

もし、キャンピングカーのような十分な居住空間を備えた車があり、それが自動で移動できるのなら、車を巡回させておくことができます。
電車のように車列を繋いでより専門的な施設を運行させることもできるはずです。

車がマイホームだと考えれば、マイホーム自体が移動する、ということです。
不動産が動くのだから大きな革命です。
不動産は動かないからこそ不動なのですが、もし可動することができれば可動産となります。

地方とか都会といった概念は希薄になり、距離を基準とした仕事選びに縛られなくなります。するとどうなるかというと、就職活動や仕事の在り方も変化します。

住所が動くわけですから、工場やオフィス、ストアが動いてもおかしくないわけです。なので仕事はプロジェクト案件ごとに人材を招集し、解散することも可能になります。

言ってみれば住所不定転職という生き方です。
日本の地域性はかなり自然に左右され、人口密度に影響しますが、人々が自由に動き回り流動性を持つことができれば、かつては人間活動をするにあたり不利な土地は存在しなくなります。
自由にコミュニティ単位で生活を送ることができる可能性があります。

今世界では異常気象が頻発しており、度重なる自然災害によって、居住が難しい地域が出てくることもありえます。
広大な土地を持つ国であれば、災害難民問題が必ず起きます。
そんなとき、自動運転カーによる住所不定転職という生き方ができれば、土地問題と紛争は幾分か解決できそうです。

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