3Dプリンタ×量子コンピュータ×人口知能が織りなす未来

このところ3Dプリンタのニュースがやたら多いですね。
ブームになりつつある3Dプリンタがどんどん低価格化していくことにも注目ですね。

▼なぜ3Dプリンターはどんどん安くなっていくのか?ついに2万円以下のものも登場
http://gigazine.net/news/20130626-the-reason-3d-printers-get-cheap/

素材もプラスチックだけではなく、ゴムや金属、臓器になりうる細胞まで多岐にわたるようになっています。
アメリカのオバマ大統領が、「3Dプリンタが長年低迷しているアメリカの製造業を救うだろう」と演説していることも追い風になっています。

▼「3Dプリンター」日本でも普及加速 米国勢を追撃、政府支援で巻き返し図る (2013年6月22日)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130622/bsc1306220800006-n1.htm

さて3Dプリンタですが、今後どのようになっていくのでしょうか?
まず考えられるのが、メーカーから個人へという流れが期待できます。

▼Amazon、3Dプリンターと消耗品のショップを開設―新テクノロジーのメインストリーム化を後押し(2013年6月14日)
Amazon、3Dプリンターと消耗品のショップを開設―新テクノロジーのメインストリーム化を後押し

▼ネットで製品を製造・販売できる! 3Dプリンタを用いたマーケットサイト始動(2013年6月20日)
http://news.mynavi.jp/news/2013/06/20/100/index.html

今まで特殊な設備があるメーカーが製造していたモノを、個人が製作できるようになります。
プラスチック部品だけではなく、薬品も独自に開発できるようになるはずです。

大きなものでいえば、住宅も巨大な3Dプリンタによって建造ではなく、印刷するように積層造形法により製作できるようになります。まだ価格は高めですが、実際、既に住宅を3Dプリンタで製作するベンチャー企業も生まれています。
そうなると、今まで高嶺の花だった住宅は非常に安く手に入るようになるはずです。と、同時にこれまでの不動産価値は値崩れするはずです。
低価格住宅といえば、北都ハウスが2000年に開発した建物本体価格880万円のパパまるがびっくり価格ですが、おそらく3Dプリンタで製作すると1/10になる可能性だってあります。

3Dプリンタは素材を複雑な幾何学造形することが可能なので、リサイクル廃材などを使って、強度は従来以上の次世代建材を創りだすことも可能です。大工も不要なので、数年後にはコストは非常に安くなることが予想されています。製作速度が向上すれば構造が変化する可変式住宅なんてのも有り得ます。

3Dプリンタのどこが凄いかというと、3Dプリンタが3Dプリンタを自己製造できる可能性がある、ということです。
3Dプリンタ×人工知能のコラボレーションで、自分で自分を製造しながら高機能化できることにあります。

人工知能については、Google開発中の他、2013年6月28日にはカナダのD-Wave社が「量子コンピュータ」の開発に成功した、というニュースが報じられています。

▼D-Wave社の量子コンピュータは「本物」~米研究者グループが「量子効果を確認」とネイチャーに発表
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20130701_605845.html

▼Googleエンジニアが「脳機能をコンピュータにアップロードして不死が実現する」と主張 / 今後30年で実現か(2013年6月25日)
Googleエンジニアが「脳機能をコンピュータにアップロードして不死が実現する」と主張 / 今後30年で実現か

▼グーグルの100万ドルの人工知能を、2万ドルで:研究論文(2013年6月22日)
http://wired.jp/2013/06/22/andrew_ng/

量子コンピュータはコンピュータが人間の知能を超える特異点「シンギュラリティ」の鍵となる第五世代コンピュータですが、この開発に成功したとなれば予定の30年より早くシンギュラリティが起こる可能性があります。

3Dプリンタはモノだけではなく、生体パーツや食品の分野にも進出しています。
将来的に食べ物を育てるのではなく、造るというコンセプトです。
例えば野菜は種から育てていますが、3Dプリンタで野菜の構造自体をプリントできるようになれば、栄養素から歯ごたえまで再現することができ、さらに新しい食材の開発も可能になります。
食肉についても同様で、家畜を育てるのではなく、細胞を培養しプリントすることで最初から「肉」として製造できる可能性があります。

当然、肉が製造できるのであれば、医療分野ではiPS細胞の技術と結びつき、欠損した身体パーツを製造できる可能性があります。いわゆる不老不死も夢ではなくなります。

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