シンギュラリティと大失業時代 その11 脳の神経細胞は宇宙と似ている

前回、量子コンピュータは物凄い計算能力を持つことになる、という話をしました。
今回は、量子コンピュータ実現のアイデアの元となる量子テレポーテーションと、量子もつれ(絡み合い)と、量子とは何かについて簡単に説明します。

まず、量子なのですが、これは粒子性(物質の性質)と波動性(状態の性質)を併せ持つ特殊な存在の総称です。
物質というのは非常に小さくミクロに見ていくと、その挙動がマクロ世界とは全く異なっています。

例えば、物質を構成する原子には電子が存在します。電子を観察すると、粒子性と波動性があることが分かります。
なぜかというと、電子は常に光速に近い速さで陽子(核)の周りを動いているためです。

これは言ってみれば、アナログ時計のようなものです。
アナログ時計をスケッチすることを想像して見て下さい。
アナログ時計は常に動いているので、スケッチしようとすると針の位置が定まらないはずです。
仮に強引に時間を確定してスケッチをすると、ズレが必ず生じるはずです。

粒子というのは、動いていない状態だと思って下さい。
動いていないので点で表すことができます。
アナログ時計をスケッチするとき、ペンで描くとすると、線は粒の集まりで表されており、画なので動くはことはありませんよね。これが粒子性です。

次に、アナログ時計を見たまんま描き続けるとします。
するとアナログ時計の針が動いているので、スケッチはずっと終わらず、針が通る軌跡は真っ黒になってしまうはずです。
観察している点が常に円状に動いているので、点が繋がって真っ黒になってしまうわけです。
これをグラフで表すと、波状になります。
同じところから離れて、また同じところに均等にやってくるので、波のグラフができあがります。これが波動性です。

マクロな世界では一切動いていないように見える物質も、超ミクロで観察すると光速でびゅんびゅん動きまわっており、それがお互いに影響しあっています。

話はかなり端折りますが、量子というのは粒子性と波動性があり、観察すると粒子に変わってしまいます。
先ほどのアナログ時計のスケッチの話同様に、観察という行為によって「3時33分33秒」を指す時計の画として固定されてしまうのです。
現実の時計は動き回っていますが、観察をすることによって、情報は固定化する、というのがポイントです。

もっと知りたい方は以下の動画を見て下さい。分かりやすく説明されています。

▼2重スリットの実験

▼シュレーディンガーの猫

要するに、人が観察すると量子は一瞬にして物質に転じる、というのが面白いところなのです。
これについてアインシュタインは「神はサイコロを振らない」と有名な言葉を残しています。

余談ですが、量子を観察している人間もまた量子の塊に過ぎません。
人がなぜ観察すると粒子になるのかというと問いは、逆説的に人が観察しなければ世界は、もやっとした霧状である、ということになります。
人が意識した瞬間に世界がカチンコチンに固定されて出来上がるというわけです。

ゲームの世界が似ていると思います。ゲームでは、プレイヤーがいる周辺だけフィールドがあり、どんなに世界が広くても一度に全てのデータを読み込んでいるわけではありません。
量子の世界を認めると、最先端科学がどんどんオカルトでスピリチュアルな方へと進んでいくのは面白いところです。

最近では、脳の神経細胞は宇宙と似ている?、という報告もあり人間の意識の謎が近いうちに解明されるかもしれません。

▼脳の神経細胞は宇宙と似ている?

宇宙と人の脳細胞ネットワーク
宇宙と人の脳細胞ネットワーク

続く。

【引用元 goo イメージサムネイル】

【goo Imgae】

関連記事