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無敵の人間・無敵の国家に社会はどう立ち向かうのか?

みなさんは2012年に起きた黒バス事件を憶えているだろうか?
忘れている人はおさらいとして参考サイトを見て欲しい。

▼黒子のバスケ脅迫事件

『生ける屍の結末「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相』(創出版)は、2012年10月から1年以上にわたって続いた『黒子のバスケ』連続脅迫事件の元派遣社員・渡邊博史被告の、いわば自伝──

▼黒子のバスケ脅迫事件まとめ

黒子のバスケ脅迫事件に関するまとめが集約されているページ。

黒バス事件の犯人が裁判で言ってた「これから自分のような『無敵の人』は増えこそすれ減りはしません。日本社会はこれから無敵の人とどう向き合うか真剣に考えるべきです」と言っていたという。

無敵の人というのは、人間関係も社会的地位もなく、失うものが何もないから罪を犯すことに心理的抵抗のない人間のことを指す。
無敵の人で思い出すのは、先日の2016年7月26日に起きた「相模原障害者施設殺傷事件」のことである。
黒バス事件の犯人が予言したことが起きてしまったのだ。

▼障害者ら刺され19人死亡26人負傷、男逮捕 相模原

 相模原市緑区千木良(ちぎら)の障害者施設「津久井やまゆり園」で26日未明、刃物を持った男が入所者らを襲い、19人が死亡、26人がけがをした事件で、神奈川県警に殺人未遂などの容疑で

相模原障害者施設殺傷事件では、死傷者の数も異常だが、犯人の動機も異常である。
正に失うものは何もない「無敵の人」の犯行と言える。
実際、想像してみればわかるが、今の日本社会では防ぎようがない事件である。
基本的に人は罪を犯すと罰せられる、という強い忌避心によってストレスが溜まっていたとしても、犯行に及ぶことは稀である。行動によって得られる利益は、ペナルティによって受ける損失の方がはるかに大きいため、行動抑制に繋がるんだよね。

利益 <<<<< 損失

ところが、大きな損失を覚悟して、行動に移す人がいる。
トルコのクーデターもそうだが、人は時に不合理な行動をとることで知られている。

行動経済学的には、損失を恐れるあまり、損失が膨らみすぎると、損を取り返そうとして一発逆転を狙う、といったところだろうか。

つまり、相模原障害者施設殺傷事件が起きた背景には、日本でも取り返せないほどの損失が溜まり続けて、努力や根性だけでは逆転できない人達が増えている、ということを示唆している。
にもかかわらず、障害者は手厚く保護され優遇されている、という現実は「無敵の人」を生み出す理由としては十分だろう。

日本の貧困化が進めば、これからもっと「無敵の人」が現れるだろうね。

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