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AdBlock PlusとFacebookの化かし合いは我々に何を教えてくれるのか?

2016年8月13日のテッククランチの記事にこんなものがあった。

昨日(米国時間8/11)、Adblock PlusはFaceookの広告ブロックを無効化するアップデートを回避して広告をブロックするアップデートをリリースした。しかしFacebookがTechCrunchに述べたところによれば、AdBlock Plusの回避策は「広告だけでなく友達の投稿や有益なページも削除してしまう不器用な仕様」だという。.Facebookの主張はこうだ。

問題の広告フィルター会社の新しい広告フィルターが広告をブロックするだけでなく、友達の投稿やページもブロックしてしまうことによってユーザーの体験を大きく損なっていることにわれわれは失望した。これはユーザーにとって望ましいことではないのでこの問題への対処を計画している。 広告ブロック・フィルターは洗練さを欠く製品だ。Facebookが広告表示設定のようなツールを提供してユーザーに広告の表示を委ねているのはこれが原因だ。

▼続報:AdBlock PlusとFacebookの戦いは続く―相互に無効化の応酬
続報:AdBlock PlusとFacebookの戦いは続く―相互に無効化の応酬

最近流行りの広告をブロックするアドオンツールと、広告で収益を上げたいメディアとの間で戦争が起きているよ、という話。
その中でも広告ブロック大手のAdBlockとSNS大手のFacebookは、お互いの手を潰すバージョンアップ合戦をしているという。

ブロック戦争

しかし、ユーザーの立場からすればどこもかしこも広告だらけでうんざりするよね。
無料のメディアがどうやって生計を立てているのかを考えれば、広告ということになるんだろうけれど、それにしてもウザイ。
このウザイという感覚は普通なのか異常なのかはさておき、今時の子供たちはテレビを見ると広告をスキップできずにイライラするとのこと。ネットでは広告をスキップできるからね。一度消せばとりあえずはもう出ない。
それに比べると数分置きに強制的にCMが入るテレビにイラつくのも分かる。
そういったことがテレビ離れに繋がっているのかもしれない。

で、この問題は結構根深くて、AdBlockのような広告ブロックツールが、広告とコンテンツをどうやって見分けているのか? というところから、いわゆる記事風広告化問題にまで発展していく。

広告には日本でもアメリカでも、「これは広告です」という「Sponsored(スポンサード)」を入れる規則になっている。
逆に言えば、「Sponsored」と書かれた周辺の情報は広告なわけで、それを非表示にすれば広告と表示されない、という原理になっている。

一方で、広告をなにがなんでも表示してメディア側は、広告ブロックブロックという広告をブロックしていると、逆ブロックする仕組みの導入や、「Sponsored(スポンサード)」を隠す戦略をとることになる。

ただ、これをしているとアクセス数が激減してしまうことも分かっているので、広告ブロックブロックには消極的なんだよね。で、ブロックされないように、「Sponsored(スポンサード)」を隠す戦略なんだけれど、この戦略が一般化すると、メディアとしての透明性が極端に悪化する。

たまに「いい話だなーー」とドキュメント番組を観ていると、後半で急に「青汁」を飲みだす展開といえば分かるだろうか。
ドキュメントの皮を借りた広告であって、言ってみれば金もらって出演している以上、いい話詐欺だよね。優良誤認手法ともいう。

SNSで友達の記事を読んでいたら、なにかの商品を薦めていてそこにリンクがあれば、本心で薦めているのか、アフィリエイト広告なのか分からないよね。記事風広告とかちょうちん記事と呼ばれるものは、ステルスマーケティングのひとつで、年がら年中リリースされている。
Yahoo! なんかで堂々と発表されているので、どう考えても騙されてしまう。

例えば、コーヒーが健康にもたらすメリットとデメリットについては、注意して見ていけば毎年論文やら新説が飛び出している様は、正にAdBlock PlusとFacebookの戦いそのものである。
おそらく裏で巨額の金が動いているんだろうね。

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