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あなたの隣の人工知能 ~失業カウントダウン~

車椅子の天才、あの超現実主義のホーキング博士が人工知能について警告を発しています。

2014年12月4日のハフィントン・ポストの記事ですがこうあります。

▼ホーキング博士「人工知能の進化は人類の終焉を意味する」

ホーキング博士は「人工知能の発明は人類史上最大の出来事だった。だが同時に、『最後』の出来事になってしまう可能性もある」と述べている。

[note]人類は、人工知能を大きく進歩させてきた。無人自動車はもはやSFの世界にとどまらないし、ロボットが膨大な労働力の代わりとなる日は近いかもしれない。コンピューターのワトソンはアメリカのクイズ番組ジェパディ!で優勝してしまった。

確かに、どれもすごいことだ。しかしスティーブン・ホーキング博士は、これを不吉な予兆とも捉えている。

BBCのインタビューに対して、ホーキング博士は次のように語った。「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」

ホーキング博士は「人工知能が自分の意志をもって自立し、そしてさらにこれまでにないような早さで能力を上げ自分自身を設計しなおすこともあり得る。ゆっくりとしか進化できない人間に勝ち目はない。いずれは人工知能に取って代わられるだろう」と語った。

以下省略

(紹介終了)[/note]

2045年にシンギュラリティが起きることがムーアの法則の逆算から予測されています。
俗にいう2045年問題のシンギュラリティとは技術的特異点のことで、2045年にはコンピュータが人間の知能を超えるだろう見られています。

間違ってはならないのは2045年になるとパッとシンギュラリティが起きるわけではないことです。
少なくとも半導体の性能は約一年半ごとに約二倍になるというムーアの法則が有効であり続けるなら、コンピュータが人間の知能を超える、という意味なので、2045年に到達する前にある程度の人工知能は登場しているはずです。

ではムーアの法則は破られるのか否かなのですが、もしかすると良い方向? に破られる可能性があります。
2014年11月30日のWIREDニュースに「「ムーアの法則」が破られるかもしれない:トランジスタと同じ働きをする単分子」という記事がありました。

▼「ムーアの法則」が破られるかもしれない:トランジスタと同じ働きをする単分子

グラスゴー大学などのチームが、トランジスタと同様の働きをする新しい分子の設計・合成に成功した。現在のフラッシュメモリには記録量の上限があるが、これが破られる可能性がある。

[note]グラスゴー大学などのチームが、トランジスタと同様の働きをする新しい分子の設計・合成に成功した。現在のフラッシュメモリには記録量の上限があるが、これが破られる可能性がある。

英国のグラスゴー大学と、スペインのロビラ・イ・ビルジリ大学の研究チームが、トランジスタと同じような働きをする新しい分子の設計・合成に成功した。ムーアの法則(集積回路あたりのトランジスタ数は約2年ごとに2倍になるという法則)が破られるかもしれないブレークスルーだ。
現在のフラッシュメモリは、データセルの物理的な限界に束縛されている。データセルには金属酸化物半導体(MOS)が使われているが、MOSコンポーネントは10nm以下での製造がほぼ不可能であり、これにより記録量の上限が決まっている。
今回、従来のデータ記憶コンポーネントに代えて、単一分子を使うという革新的技術が成功した。分子ひとつにマルチビットのデータを記憶させることができるようになると、ムーアの法則が破られる可能性がある。

(紹介終了)[/note]

現在の半導体技術はシリコンと金属を交互に集積していく形で作られています。
その薄さといったら10nmという極小・極薄まで到達しており、これ以上の小型化は無理だと言われています。そして、欠点は大量の熱を発することです。

しかし、もし分子がトランジスタの役目を果たし、熱もそれほど出さないのであれば、単純に同じ大きさでも集積度がダントツに異なるわけです。分子一個分の薄さまで圧縮できちゃうわけですから。
そうなると人間の脳細胞よりも小さいことになり、仮に人間の脳と同じ大きさであれば、分子型トランジスタの方が性能がダントツに上ということになります。

まだ実験段階ですが、開発に成功すればシンギュラリティ2045はシンギュラリティ2020なんてことになるかもしれません。ホーキング博士は警告を発するように、人間が人工知能にとって代わられ駆逐されると未来が案外早く来る可能性があるのです。

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