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Facebook広告×フェイクニュース×高性能サーバー

アメリカ大統領戦。トランプ大統領。
この2つの単語から連想されるのもはなんだろう?
色々とあると思うが、私はなんといっても「フェイクニュース」を挙げる。

私は去年から「フェイクニュース」とSEO絡みの「Welq問題」を追っていたけれど、ここから導き出された答えは「フェイクニュースは儲かる」ということだった。
なぜフェイクニュースが儲かるのかというと、それが事実であれ、無実であれ人々の期待に応えてワクワクイライラさせてくれるからだろう。
陰謀論も同じ性質を持っている。フェイクニュースはオルタナティブ・ファクト(もう1つの事実)とも言われたりするけれど、なぜこれほどまでに注目されるのかというと、格差社会が激化し階級が固定化しつつあるからだろうね。

自分を変える努力程度では階級を越えられない壁ができている。金持ちは進学し、苦学生は奨学金に苦しむ。社会に出てもマイナスからのスタートだったりする。
こういった階級の固定、閉塞感がネット上で同種同質の人達との出会いを加速させてフェイクニュースを産み出している。
ファンタジーの世界を考えてみて欲しい。ファンタジーが心地よいなら、ファンタジーを壊すような現実は不要になるよね。

著名なマスメディアの見出しも「フェイク」を煽りミスリードを誘うものが増えている。
なぜならその方がアクセス数を稼げるからだ。
ただ、予想外の展開が起きた。耳障りの良い適当なことだけを求めていたらトランプ大統領が誕生しちゃったということである。

ポピュリズム=大衆迎合主義なんて言われているけれど、人々はもはや窮屈で夢のない事実よりフェイクでもいいから未来的予感があり、ワクワクする可能性を求めているんだね。

そして、検索エンジンGoogleもそれに苦慮している。そもそも検索エンジンGoogleが収集している情報は性善説に基いている。みんながそう言っているのだからおそらく間違いはないだろう、というネット民主主義に基いている。
では、その集めた情報に信頼という担保はあるのかというと「分からない」んだよね。

いまネットでググっても正しい情報が得られるとは限らない。ググれカスはググってもカスの可能性が高いのだ。
情報を自らフィルタリングして、思考するテクニックがないと誤った情報を鵜呑みにしてしまう。

これに目をつけたのがウェブマーケッターだ。
検索エンジンからのアクセス数が莫大な富を産むことは知られているけれど、そのために用意しなければならないコンテンツというのは、事実ベースであれば質量は限られている。
というよりは、ニュースでもない限りは掘り尽くされているといってもいい。

そこでコペルニクス的転回で発明されたのがフェイクニュースなんだね。Googleをもってしてもその情報が本当に正しいかどうかは分からない、あるいは分かるまでに時間が掛かることを利用している。
Googleは保有している情報量は莫大だけれど、その品質については必ずしも保証しているものではないし、AIをもってしてもフェイクニュースを見抜くことは難しい。

例えば、嘘つきのクレタ島人のパラドックスは解けない。結局状況証拠で固めていくしかないんだけれど、その元になっているのがネットユーザーの意識であり、そのネットユーザーさえ騙されるフェイクニュースは、人を模倣した人工知能ではやはり騙されるんだよね。

個人が発信したフェイクニュースであっても、SNSという拡散装置によって瞬く間に広まると、その追跡が難しい。
しかも、まったくのウソ、デタラメではなく、10%だけフェイクという情報はウラが取れないといってもいい。

旧来の常識からすれば事実とは常に過去にのみ存在していたのだけれど、ネット社会では新常識として未来にも存在する。
瓢箪から駒とか嘘から出たマコトなんていうけれど、それが現実化しつつある。
ネットミームが可視化され、現実がそれに追随していくショーが見られる。

でもこれって、そもそも人間の脳にある機能で、人が行動する前から脳は発火していることに似ている。ネットを動かしているのは人間なわけだから、現象より先に前兆があったとしてもなんらおかしくはない。

▼「意識による判断の7秒前に、脳が判断」:脳スキャナーで行動予告が可能
https://wired.jp/2008/04/17/%E3%80%8C%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%88%A4%E6%96%AD%E3%81%AE7%E7%A7%92%E5%89%8D%E3%81%AB%E3%80%81%E8%84%B3%E3%81%8C%E5%88%A4%E6%96%AD%E3%80%8D%EF%BC%9A%E8%84%B3%E3%82%B9%E3%82%AD/

なぜフェイクニュースが儲かるか? という話に戻る。

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